創業融資の自己資金はいくら必要か

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自己資金の評価について

創業融資を受ける際に自己資金は必須ではありませんが、あるとプラスの材料として評価されます。
起業を考えているのであれば、自己資金の準備も検討しましょう。

創業融資の審査の際には起業に対する気持ちも確認されるポイントとなります。
起業に向けて自己資金をコツコツと貯金していたという事実は本気度が高いと評価されます。
また、起業という目標に向けての努力ができるという意味でも信頼感が出てきます。

自己資金の内容を説明できるようにする

自己資金はどのように貯めたのかを説明できるほうがいいいです。
会社員時代に給料から貯金を続けたなど、貯金の努力を説明しましょう。
全部借りればいいやとならず、コツコツと貯めたお金は重さが高いのです。

創業融資に合わせて一時的に他人からお金を借りる見せ金のようなことは通帳を確認されたり、自己資金の内容説明で違和感があったりするのでやめましょう。
金融機関とは長期的な関係となるので信頼関係を大事にしたいところです。

親などの親族から援助を受けている場合は、自分で貯金はしていないものですが自己資金として含めて問題ないかと思います。
支援してもらえているというプラスの印象になるので、もし支援してもらっている場合は含めましょう。

いくら貯金すればいいのか

金額については決まっていないのですが、参考として自己資金の2~3倍程度の融資が検討範囲というイメージかと思います。
仮に1,000万円の融資を検討する際は300万円~500万円の自己資金があればOKということです。
創業時の資金調達額はだいたい500万円~1,000万円くらいのイメージなので、ひとまず300万円を目標に貯金していくのがいいのではないでしょうか。

編集後記

300万円となると数年かけて貯金していくような金額になるかと思います。
ひとりでの戦いになるのでモチベーション維持も大変です。
税理士として創業前の単発のご相談も受けておりまして、自己資金の目標の設定や創業までのモチベーション維持などにもご利用いただけますので、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。

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